まだ始めてない人へ!株主優待も受けられる新NISAを始めるべき理由と気を付けたいポイント
いよいよ始まった新しいNISA制度。この機会に始める方も多いと思いますが…「まだやってないの!?」って言われて焦ってはいるものの、なかなか始められないという方もまだまだ多いのではないでしょうか?
非課税だということも知っているし、始めた方がいいこともわかってる。でも、もっと具体的に始めるきっかけが欲しい!という方は、株主優待に注目してみてはいかがでしょうか?
株式投資のプロに、新NISAの始め方から株主優待制度のポイントなどについてお聞きしました。
・NISAを始めたいけど迷ってる人
・投資初心者で株主優待に興味のある人
「資産運用」何から始める?初心者におすすめの投資とは!?
目次
新NISAを始める「べき」理由
始めるべき理由はずばりひとつです。それは「資産形成」のためです。
老後を安心して生き抜く、最低限の資金の確保のために始めたほうがいいでしょう。
例えば、今現在であれば、突然の事故や病気の場合も、健康保険で自己負担額3割で病院で受診できます。
でも、国の財政が厳しくなっているため、来年、再来年ではないにしても、10年後、20年後には今の健康保険制度、年金受給の金額が減額されるか、またはまったくなくなる可能性があります。
つまり、NISAは長生きのリスクを抑えることに不可欠な生活資金の確保につながります。
2020年には、いきなり新型コロナウィルスが世界規模で蔓延して、仕事を辞めたり、自営がたちいかなくなるという例もありましたね。
資産形成、つまり、将来のために資産を増やしていくことが大切です。
NISAは課税されないという大きなメリットがあります。日本における商品のうち課税されない唯一のもの、それがNISAなんです。
通常の株式投資の場合、株価が値上がりして利益が10万円だった場合、税金はおよそ2万円になって、利益をまるまる受け取ることができない。NISAの場合は10万円が全額手元に残ることになります。
銀行預金の場合は、普通預金、定期預金で利息がつきます。この利息もおよそ20%分が差し引かれて口座に入金されます。知らず知らずのうちに20%が納税されているんですね。
NISAの場合は利息についても税金が免除されるので、値上がり、利息と同じような配当金、どちらも非課税という大きな利点があります。
ただし、2023年までのNISA制度を利用している場合は、非課税期間が終了すると自動的に課税口座に移管されてしまうのでご注意ください。
NISAと新NISAの違い
非課税で保有できる金額の上限が最大で1800万円(成長投資枠、つみたて投資枠併用の場合)になりました。しかも無期限です。
以前のNISAでは、一般NISAであれば非課税で保有できる金額は600万円、保有期間5年だったので、大幅に増加していますね。
この政策を推し進める金融庁、国の考えとして、老後に備えて1800万円は貯めておいてくださいね。というメッセージではないかと思っています。
「貯蓄から投資へ」というのは、つまりは「老後資金を貯めてね」ということですね。
ゼロからのNISAの始め方
ネット証券も増えているので、日中忙しい方もいつでも申込できます。
ただし、不安な方は直接説明が聞ける店舗型の証券会社を選ぶとよいかも知れませんね。
証券口座はひとつしか持てず、開設後1年間は変更できないのでご注意ください。
初めての方はサポートの充実さに注目して選んでみましょう。
まずは3~5万円くらいから始めてはいかがでしょうか?
「成長投資枠」と「つみたて投資枠」どっちがいいの?
成長投資枠
- 投資金額とタイミングを自分で判断して買いたい銘柄を買うことができます。
- 投資信託やETF、アメリカ株も買うことができます。
- 積立のように自動ではなくても、毎月同じ銘柄を買い足していくこともできます。
つみたて投資枠
- 投資信託を積立てで買い付けできます。
- 投資信託会社の専門家が毎月銘柄を選んで買い付けるので、長期・分散に適しています。
- 金融庁の審査を受けた投資信託会社は毎月増えています。
その代わり、「つみたて投資枠」は手数料がかかることを覚えておいてください。
投資信託では、「投資信託販売者」「運用者」「管理者」の手がかかっていて、その分の手数料が加味されています。
また、「今の株価で売りたい!」って思っても、実際に売られるのは翌営業日になり、その間に変動すると希望の価格で売却できなくなります。
かといって、成長投資枠から始めるのも不安がありますが、成長投資枠のオススメポイントや注意点はありますか?
注意点としては、投資先の会社の業績が悪くなったり、倒産ということもあるので、3か月に1回くらいは四季報で業績を確認することを忘れないようにしてください。
投資信託と似ていますが、株式投資と同じように売買が比較的容易にできます。
その場合、できれば株価が上がってるときに売却して、下がってる時に買うようにしましょう。
株主優待制度の魅力と注意点
株主優待制度がなくなったり、条件の変更がある場合があるので確認しましょう。
具体的な制度は各社のWEBサイトに公開されていますが、株主優待制度情報のまとめサイトもたくさんあるので参考にしてみてください。
おすすめの銘柄の選び方
まとめ
貯めるだけではなく、増やすことを考えると課税されないNISAを検討した方がよいことがわかりました。もちろん、ノーリスクではありませんが、定期的に株価の状況や経済の動きをチェックしていればリスク回避もできます。
将来の備えのために、無理なく楽しく、NISAで投資を始めてみませんか?
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編集者情報
株式会社デジタル・ナレッジ 教育流通事業部 事業部長 中田 康宏 | |
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