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Google ビジネスプロフィールとは?今すぐ始めるべき理由もわかりやすく解説

【連載第1回|SNSに頼らない集客戦略:広告・ツールのメリットと注意点】

公開日:2024年09月19日 タグ:

こんにちは。ウェブ解析士マスターでチーフSNSマネージャーの森和吉です。
普段、オンラインでのミーティングや打ち合わせが多い私ですが、最近では地方への出張も増えてきました。出張先の楽しみと言えば、やはりその土地その土地で味わう「食事」です。

さて、ここで質問です。

みなさんは飲食店を探す場合、どんな媒体を使って検索をしていますか?

多くの方が「Googleマップ」と答えるのではないでしょうか。

今やマップの精度も上がり、スマートフォン上で検索するとすぐにおすすめの飲食店が表示されます。すなわち、これは店舗側にとっては「チャンス」。
私はGoogleビジネスプロフィールを始めていない店舗・企業の経営者さん、担当者さんには「必ずGoogleビジネスプロフィールを始めてください」とお伝えしています。

それはなぜなのか。

今回は、Googleビジネスプロフィールの特徴と、導入のメリットなどについてお伝えしていきます。

 

この記事を書いた人

株式会社吉和の森
代表取締役 森 和吉(もり・かずよし)
https://yoshikazunomori.com/

ウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー

日本トレンドリサーチ調査によるデジタル・マーケティング会社サービス満足度、料金満足度、サポート満足度においてNo.1を受賞(2022年1月)。

「キャリア公式サイト」「広告サイト」など、アライアンスを中心とした50以上の月額公式サイト、100万人以上が利用するサイト、100以上のコンテンツの立ち上げ、集客化に成功。1日の売り上げが1億以上のソーシャルゲーム、カジュアルゲームの制作に携わるなど、さまざまな業態・業種にデジタル・マーケティングを取り入れ、企業に追い風を起こし続けている。

 

この記事を届けたい人

・ビジネスオーナーや店舗運営者で、オンラインでの集客力を高めたい方
・新たに自営業を始めたばかりで、SEOやローカルマーケティングに悩んでいる起業家
・企業のマーケティング担当者で、Googleビジネスプロフィールを効果的に活用したいと考えている方

Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールとは、Google社が提供している無料ツールのひとつです。企業や店舗の位置情報や会社情報を登録することができ、検索表示させることができます。

ちなみに、Googleビジネスプロフィールは、「経営者ではない第三者でも立ち上げることができる」という特徴を持っています。

そのため、中には最低限の情報のみで運用している店もちらほら見かけます。言うまでもないことですが、やはり自分の企業、店ならば「自分でGoogleビジネスプロフィールを立ち上げる」が基本です。

さて、では実際にどんな情報が登録できるのか、渋谷にあるカフェを例に挙げてみましょう。

登録できるタブ

  • 概要
  • メニュー
  • 口コミ
  • 写真
  • 最新情報

など。この中で、口コミ情報以外は自分で登録することが可能です。なお、メニューは「サービス」に変更も可能で、自身の営業にマッチングした内容を登録することもできます。

その他、

  • 営業時間
  • ホームページ
  • 予算
  • 予約フォーム

を入れることもできるため、小さなホームページと言っても過言ではないのです。

 

 

SEO対策に大きな効果を発揮できる、Googleビジネスプロフィール

さまざまな情報が登録できるGoogleビジネスプロフィールですが、私が登録を強く進める理由は「SEOに強い」部分にあります。

これまでのSEO対策は、ホームページを作成し、その中にブログやコラムを設置します。その後、検索上位に上げるためキーワード選定を行い、あとは記事を量産していくというのが主流でした。

もちろん、この方法は現在でも用いられていますが、ただひとつの大きな欠点が「効果が出るまでに半年~1年かかる」ということです。

また、途中でネタ切れを起こさないよう記事を量産し続けなければならない、という手間と時間、費用も発生します。

 

その点、Googleビジネスプロフィールは、こうした記事作成をすることなく、情報を更新し続けるだけで、検索にヒットしやすくなるのです。

そのため、店舗さんなどで今からホームページをつくって、検索にヒットさせるために記事を作成して……というくらいなら、Googleビジネスプロフィールに力を入れる方が効率的でしょう。

 

口コミは原則消せないものの、それに勝るメリットがあると心得て

 

コンサルで入った企業の担当者さんにGoogleビジネスプロフィールを勧めた際、必ず言われることがあります。

「森さん、可能性があるのはわかったけど、口コミで悪い評価を付けてくる人もいるでしょう?あれが怖くてなかなか踏み出せないんだよ……」

悪い評価、たしかに気になりますよね。総合評価で2点台になるとマイナスプロモーションになるのではないかと心配になる気持ちもわかります。しかし、私はそれでもやるべきだとお伝えしています。

その理由は2つです。

 

1 虚偽の口コミは削除が可能

原則口コミは修正できないとお伝えしましたが、口コミの内容に明らかな間違いがあれば、Google社側で削除してもらえます。

例えば、

◆朝9時から並んでいったのに、パンが売り切れていた……

というもので、

店は10時オープンの場合は、明らかな「間違い」です。こういった場合は口コミの削除申請が可能なのです。一定の救済策が用意されているため、むやみに恐れる必要はありません。

 

2 高い評価を付けてくれる人もいる!悪い評価よりも高い評価を見るようにしよう

これは精神論になってしまうのですが、どんな業界にもやはり一定のマイナス評価を付けてくる人はいます。それよりも、高評価をしてくれる口コミを心の糧にするようにしましょう。

ちなみに、そういったマイナス評価は見るのもつらいものがありますが、そういった口コミにも「返信機能」を使って返信するようにしましょう。

「この度は不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません」

このようは丁寧な返信対応は他の人も見ることになります。そのため、「こんな悪評価の口コミに返信するなんて……」などと思わずに、ぜひすべての口コミに返信するように心がけましょう。

 

口コミを貯める方法とは?

口コミを書いてもらうことは、Googleビジネスプロフィールでの評価につながるため、ぜひお客様には積極的に書いてもらいたいもの。

例えば、飲食店であれば「Googleの評価をお願いします」というポップを出したり、レジ前にそういったチラシを貼ったり、さらには整体院なら会計を待つ間に「Googleの星評価お願いできませんか」と一言声をかけたりすると良いでしょう。

ステマ規制法にもこれなら引っかかりません。ちなみに、ここでワンポイントアドバイス。Googleの口コミをよーく見てみると、アイコンに小さな星マークがついている人がいます。これはローカルガイドと呼ばれる人で、この人に評価をしてもらえると検索にヒットしやすくなるのです。そのため、この「ローカルガイド」さんからのコメントには注意しましょう。といっても、「お客様、ローカルガイドさんですか?」と聞くわけにはいきませんから(笑)、日々コツコツと営業を続け評価をもらっていくのが大切です。

 

デメリットを見ず、メリットを見て、Googleビジネスプロフィールを始めてみては

今回は、Googleビジネスプロフィールについてお伝えしてきました。まだ初めていない場合、たしかに「悪い評価をつけられるのが怖い……」と思うこともあると思います。しかし、こんなにメリットがあるツールも他にはありません。ぜひ勇気をもってチャレンジいただけたらと思います。

 

もっと学びたい方へ|関連書籍

デジタル・マーケティング超入門著者:森 和吉
出版社:ぱる出版
発売日:2022年12月22日
価格:¥1,650(税込)
商品URL: https://amzn.asia/d/9IEP9sW

 

編集者情報

株式会社デジタル・ナレッジ
教育流通事業部 事業部長 中田 康宏
何かを学ぼうとして買った教材が、「なんか求めてたものと違った」なんてことありませんでしたか? これは、長きに渡りeラーニング市場で消費者を悩ませている解決すべき課題です。私たちは、これらの学びのミスマッチを少しでも減らすために、「学びのprestudy(予習)」となる情報を集めています。
何かを学ぼうという意欲がある人は、その学びで得たものによって多くの人の役に立とうとする尊い人たちです。私たちは、そんな学ぶ意欲を持つ尊い人達のために少しでもお役に立てればと思い、学びの予習となる記事を本メディアにて公開しています。