バーベキューと焼肉の違いは？

焼いてから食べるバーベキュー、焼きながら食べる焼肉

バーベキューと焼肉の最大の違いは、調理の進行です。

バーベキューでは、肉を調理してから食べるのが一般的であり、火を使ったアウトドア調理の醍醐味を感じつつ、仲間たちと楽しい時間を過ごすことができます。

それに対して焼肉は食べながら焼くスタイルであり、テーブルの中央に設置された焼き網で、自分たちで好みの焼き加減に仕上げながら、会話を楽しむことができます。

どちらも焼く過程が楽しみの一環となり、食事を通じてコミュニケーションを深める点で共通しています。

 

日本のバーベキューは屋外の焼肉！？

しかし日本のバーベキューは焼肉と同じように食べながら肉を調理するスタイルを取っている場合が多く、完全に調理を終えてから食べるスタイルはあまり行われません。

これはバーベキューと焼肉が同じくらいの時期に日本に入ってきたことにより、両者が混合されるようになったからです。

またバーベキューの本場のアメリカでは分厚くて大きいステーキがバーベキューに使われることが多いですが、日本では焼肉用の肉がそのまま使われることが多く、アメリカ基準では日本のバーベキューは屋外での焼肉と捉えられることが多いです。

 

バーベキューのメリット

調理過程を楽しめる

それではバーベキューと焼肉を比較した際、バーベキューを選ぶメリットというのはどのようなものがあるでしょうか？

バーベキューの楽しみは、やはり食材を自分たちで調理する過程にあります。

火をおこし、炭火の上で肉や野菜を焼くことは、まさに料理のアート。香ばしい匂いが漂い、肉が焼ける音や踊る炎が、食欲をそそります。

またアメリカ式のバーベキューの場合は、大きい肉にじっくり火を通して調理する場合が多く、それ故調理時間が日本式よりも長くなります。

仲間たちと協力して肉を焼いていき、調理時間を計りながら自分好みの焼き加減に仕上げていくーー

このプロセスで生まれるコミュニケーションや笑顔は、食事だけでは得られない特別な時間を作り出すのです。

焼肉では単なる待ち時間に過ぎなかった調理時間が、バーベキューでは至福の時間へと生まれ変わります。

バーベキューは、食事そのものだけでなく、その裏に潜む調理の楽しみが、参加者たちに幅広い満足感をもたらすのです。

 

焼く人も楽しめる

またアメリカ式のバーベキューでは、料理を担当する人も大いに楽しむことができます。

日本式のバーベキューや焼肉では「焼いている人は食べることができない」という現象が起こりやすく、それ故不公平を感じる人も少なくありませんでした。

しかしアメリカ式のバーベキューなら調理を全て終えてから全員で食べ始めるので、肉を焼いている人が肉を食べられないという現象は全く起こりません。

肉を焼いている人も楽しめるようなバーベキューをしたいと考えているのなら、アメリカ式のバーベキューを行ってみましょう。

 

バーベキューを学ぶために「バーベキュー検定」を取得しよう！

ここまではバーベキューと焼肉の違いについて解説してきましたが、よりバーベキューについて深く学びたい方は「バーベキュー検定」を取得するのもよいでしょう。

バーベキュー検定は、日本で真のバーベキュー文化を作り出すために、日本バーベキュー協会(JBBQA)が2006年に創設した資格試験です。

バーベキュー検定に合格した希望者には、日本バーベキュー協会公認「日本バーベキュー協会BBQインストラクター」に認定されます。

 

▶　日本バーベキュー協会の詳細はこちら

 

まとめ

バーベキューと焼肉は異なるスタイルでありながら、どちらも美味しい食事と楽しい時間を提供してくれるアクティビティです。

特にバーベキューは調理過程を共有し、広い空の下で風景を楽しむ特有の雰囲気があります。

さらにバーベキューでは焼くプロセスが全体のアクティビティの中心となっています。

食事を通じて結びつく仲間たちとの時間は、単なる食事以上の特別な思い出となり、心に残る素晴らしい体験となることでしょう。

 

 

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