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温泉の正しい入り方や効果は?温泉の知識を身に付けるなら「温泉ソムリエ」を取得

公開日:2023年06月08日 タグ:, ,

「温泉で日頃の疲れを癒やしたい」
「温泉の正しい入り方や注意点は?」

温泉でリラクゼーションを楽しんだり、ストレスを解消したりするなら、温泉に関する正しい知識や入浴法を身に付けることが大切です。

この記事では、温泉の正しい入り方や、温泉を楽しむための3つのポイントについて解説します。併せて、温泉ソムリエの概要や、N-Academy「温泉ソムリエ認定講座」についても紹介するので、温泉に興味のある方は参考にしてください。

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この記事を届けたい人

・温泉で疲労回復したい人
・温泉でリラクゼーションを楽しみたい人
・美肌効果、血行促進、ストレス解消などのために温泉の知識を身に付けたい人

温泉の正しい入り方とは?

まずは、温泉の正しい入り方について解説します。

入浴前の水分補給とかけ湯で事故を防止

消費者庁では、入浴中に亡くなる方の推計を年間で約1万9,000人と発表しています。

これは、厚生労働省の「人口動態統計」の浴槽内での溺死者数や、救急隊が入浴に関連した傷病と判断した患者で心肺停止に至った件数などをもとに分析した結果によるものです。

入浴中の死亡原因には、急激に血圧が上昇したり、血管が詰まったりすることによる脳血管障害や心疾患などが挙げられます。

特に冬は、寒暖差によって体に負担がかかるヒートショックに気を付けなければなりません。温泉に入る際は、このような事故を起こさないためにも、以下の2点を心がけましょう。

  • 入浴の15分前までに水分補給を済ませる
  • 「かけ湯」は、心臓から遠い足先などの体の末端から時間を十分にかけて行なう

 

水分補給は、水・スポーツドリンク・オレンジジュースなどがおすすめです。かけ湯をしたあとは、頭からお湯をかぶる「かぶり湯」を10杯~20杯ほど行なうとよいでしょう。

 

7つのおもな入浴法

次に、温泉の入浴法について見ていきましょう。

・全身浴

全身浴とは、肩までお湯に浸かる入浴法のことです。肩までお湯に浸かると、体全体に500kg以上、心臓付近だけでも80kg以上の水圧がかかるため、マッサージ効果を期待できます。

全身浴をする際は、体に負担をかけないために、半身浴で体をお湯に慣らしてから肩まで浸かるようにしましょう。

お湯から出るときは、脳貧血や立ちくらみを防ぐためにも、長めに足浴をし、「ゆっくり出ること」を心がけてください。

 

・半身浴

半身浴は、「みぞおち」くらいまでお湯に浸かる入浴法です。時間をかけて半身浴をすると、全身の血行が促進されます。

上半身に寒さを感じるようであれば、肩からお湯をかけたり、乾いたタオルを肩にかけたりしながら入浴するとよいでしょう。

ただし、外気温が低いときの露天風呂は、心臓に負担をかけるため、おすすめできません。

 

・寝浴

寝浴は、仰向けで寝た姿勢でお湯に浸かる入浴法を指し、一般的には寝浴専用の浴槽で行ないます。寝浴は、水圧による体への負担が少なく、肩までお湯に浸かれるため、温泉の理想的な入浴法といえるでしょう。

 

・浮遊浴

浮遊浴では、浴槽の端に頭を乗せながら膝は曲げ、足の裏が浴槽の底に付くような姿勢を取りながら入浴します。寝浴と同様、水圧による体への負担が少なく、全身お湯に浸かれます。寝浴のような専用の浴槽がなくてもできる入浴法ですが、十分なスペースを確保できる場所で行なってください。

浮遊浴の姿勢を取ると、体が自然と浮いてくるようになります。特に濃度の高い温泉なら、体が浮きやすくなるでしょう。浮遊浴のポイントは、自分の呼吸に合わせて、自然に浮いたり沈んだり、リラックスしながら行なうことです。

 

・部分浴(足浴・手浴)

部分浴とは、「足だけ」または「手だけ」をお湯に入れる入浴法です。体の一部だけをお湯につけるだけでは体全体が温まらないと思われがちですが、部分浴でも全身の血行促進を期待できます。

温泉地などにある足湯では、「服を着たまま入浴できる」「男女混合でも楽しめる」などのメリットがあります。

 

・分割浴

分割浴とは、休憩をはさみながら複数回温泉に入る入浴法です。分割浴は、体の芯まで温まることができるため、湯冷めしにくくなるうえ、長湯のように体に負担がかかりません。

温度別による分割浴のおすすめの時間配分は、以下のとおりです。

ぬるめのお湯(40度位)の場合

  1. 5分間入浴
  2. 休憩
  3. 8分間入浴
  4. 休憩
  5. 3分間入浴

熱めの湯(42度位)の場合

  1. 3分間入浴
  2. 休憩
  3. 3分間入浴
  4. 休憩
  5. 3分間入浴

 

・温冷交互浴

熱いお湯と冷たい水に交互に入浴する方法温冷交互浴といい、疲労回復や疲労予防を期待できます。温冷交互浴は、心臓から遠い体の末端を中心に行なうよう心がけてください。

温冷交互浴に慣れていない方の場合は、「温」で始まり「温」で終わらせることがポイントです。温冷交互浴に慣れると、自ら血管を広げようとする力が働くようになるため、「冷」で始まり「冷」で終わるようにします。

 

温泉を楽しむための3つのポイント

ここからは、温泉を楽しむための3つのポイントを見ていきましょう。

1日の温泉入浴回数は多くても3回まで

温泉は体に負担がかかるため、入浴回数は多くても1日3回に留めます。温泉初日の入浴回数は、1回または2回にしておいたほうがよいでしょう。

 

先に入るのは露天風呂よりも内風呂

露天風呂と内風呂がある場合、まずは内風呂に入り、体を温めることをおすすめします。というのは、一般的に露天風呂は内風呂よりも気温が低く、体が冷えている状態で熱い露天風呂に入ると、脳卒中や心筋梗塞の危険性が高まるためです。

 

泉質による適応症は?

温泉の泉質は、温泉に含まれている化学成分の種類とその含有量によって決められ、おもに以下の10種類に分かれます。適応症とは、温泉療養に適した症状のことです。つまり、温泉に入ることで期待できる効果を指します。

温泉に入る際は、泉質と適応症の関係を把握しておきましょう。

泉質 おもな適応症(一例)
単純温泉 浴用 不眠症、自律神経不安定症、うつ状態
塩化物泉 浴用 冷え性、きりきず、末梢循環障害、皮膚乾燥症、うつ状態
飲用 萎縮性胃炎、便秘
炭酸水素塩泉 浴用 冷え性、きりきず、末梢循環障害、皮膚乾燥症
飲用 胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)
硫酸塩泉 浴用 冷え性、きりきず、末梢循環障害、皮膚乾燥症、うつ状態
飲用 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘
二酸化炭素泉 浴用 冷え性、きりきず、末梢循環障害、自律神経不安定症
飲用 胃腸機能低下
含鉄泉 飲用 鉄欠乏性貧血
酸性泉 浴用 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
含よう素泉 飲用 高コレステロール血症
硫黄泉 浴用 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型は、末梢循環障害が加わる)
飲用 耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症
放射能泉 浴用 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など

温泉の正しい入り方を習得するなら「温泉ソムリエ」になろう!

最後に、温泉ソムリエの概要や、N-Academy「温泉ソムリエ認定講座」について解説します。

 

温泉ソムリエとは?

温泉ソムリエは、「温泉の正しい知識」と「正しい入浴法」を身に付けた方に対し、温泉ソムリエ協会が認定する資格です。

温泉ソムリエの資格創設のきっかけは、「より多くの方に正しい温泉の知識と正しい入浴法を知っていただきたい」「温泉をより楽しんでいただきたい」という思いによるものです。

温泉ソムリエの習得目標を見てみましょう。

  1. 温泉の正しい知識(温泉の基礎知識、温泉分析書の読み方)
  2. 正しい入浴法(入浴法の基礎知識)

温泉ソムリエの概要は、以下のとおりです。

受講資格 どなたでも受講可
試験方法 温泉ソムリエ協会が主催する以下のいずれかに参加することで認定

・温泉ソムリエ認定セミナー:半日程度の受講

・温泉ソムリエ認定ツアー:通常1泊2日

実施日程 会場により異なる
資格有効期限 なし
認定者数 約2万6,500名(2023年5月現在)

 

温泉ソムリエに認定されると、温泉ソムリエ協会公認の認定証が発行されます。

 

温泉ソムリエ合格後はステップアップも可能!

温泉ソムリエの取得後、さらにステップアップしたい場合は、以下のようなライセンスも用意されています。

星数 ライセンス名 おもな内容
★★★★★ 温泉ソムリエ家元 温泉ソムリエの代表
★★★★ 温泉ソムリエ師範 温泉ソムリエ認定セミナーのすべての講座の講師ができる方
★★ カリスマ温泉ソムリエ 3つ星温泉ソムリエ、かつ温泉ソムリエ協会が温泉業界に大きく貢献していると認めた方
★★★

★★

温泉ソムリエインストラクター 温泉ソムリエ認定セミナーの講師ができる方(条件あり)
温泉ソムリエアンバサダー タレント、ライターなどメディアにかかわる方(条件あり)
温泉ソムリエマスター 温泉ソムリエ協会のステップアップセミナーの受講、または温泉ソムリエ協会以外の温泉資格を取得し、知識をより深めた方

 

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実はオンラインで完結できる!「温泉ソムリエ資格」を取るおすすめの方法

N-Academy「温泉ソムリエ認定講座」の特徴は以下の5つです。

  1. 温泉ソムリエ家元の遠間和広氏による丁寧でわかりやすい解説
  2. スマートフォン・タブレットでも受講OK
  3. 温泉ソムリエ協会認定「温泉ソムリエ」に認定される
  4. オンラインテストは合格するまで何度でも受講OK!
  5. 合格後に手続きをすると、「認定証」と「プレミアム温泉ソムリエタオル」が届く

 

「温泉ソムリエ認定講座」の講師は、新潟県赤倉温泉にて平成14年より温泉ソムリエの制度を発足させ、同協会の運営を行なう温泉ソムリエ協会家元の遠間和広氏です。

受講者からは、「初心者にもわかりやすい説明で、温泉の定義から正しい入浴法、泉質による適応症など、基礎的な知識を楽しみながら得られた」「旅行先で温泉分析書を読めるようになり、ますます温泉に入るのが楽しくなった」などの声が寄せられています。

 

まとめ

温泉は泉質によりさまざまな適応症があるため、自分の体調や目的に合わせて適切な温泉を選びましょう。

N-Academy「温泉ソムリエ認定講座」は、温泉の基礎知識や温泉分析書の読み方、入浴法の正しい基礎知識を習得できる講座です。

温泉の正しい知識や入浴法を身に付け、より温泉を楽しみたい方は、N-Academy「温泉ソムリエ認定講座」を受講してみてはいかがでしょうか。

 

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    編集者情報

    株式会社デジタル・ナレッジ
    教育流通事業部 事業部長 中田 康宏
    何かを学ぼうとして買った教材が、「なんか求めてたものと違った」なんてことありませんでしたか? これは、長きに渡りeラーニング市場で消費者を悩ませている解決すべき課題です。私たちは、これらの学びのミスマッチを少しでも減らすために、「学びのprestudy(予習)」となる情報を集めています。
    何かを学ぼうという意欲がある人は、その学びで得たものによって多くの人の役に立とうとする尊い人たちです。私たちは、そんな学ぶ意欲を持つ尊い人達のために少しでもお役に立てればと思い、学びの予習となる記事を本メディアにて公開しています。